2017年3月16日木曜日

Aneurysm - Nirvana 和訳

Aneurysm - Nirvana 和訳


「Aneurysm アニュウリズム」は「動脈瘤」という意味ですが、初めに申し上げておきますと、これはラブソングです。

この時、カート・コバーンのお相手は「ラウンジ・アクト」でお馴染み、ガールズバンド「ビキニ・キル」のヴォーカル、トビ・ヴェイル。
カートはトビが大好きだったのですね。
(ラウンジ・アクトで読み取れるように、別れた後も引きずっているみたいだし)

「動脈瘤」の症状について調べました。
血管(動脈)の中にコブができ、少しずつ肥大化します。始めはなんの症状もなく、コブに気が付くほど大きくなっていた時には、すでに命に関わりかねないという。

気付かないうちに好きになっていて、「もしかして好きかも?」と意識し始めたら、時すでに病膏肓に入る、と言いたいのでしょうか。
せっかく恋い焦がれる気持ちを「動脈瘤」とは。

そして、隠語がやたらと多いです。
"Beat me outta me"や、"shoot the shit"は、違法な薬物を接種する行為を指すそうです。
でも、いくらカート・コバーンが薬物中毒だったからと言って、この曲は「リチウム」とは違います。
もう一度申し上げますが、ラブソングです。

トビという存在が、カートにとって薬物のように刺激的で、かつ中毒性がある、と表現しているのだと解釈しました。

ぶっきらぼうで重々しく、ある意味正直で、カートらしいと言うか。
せっかく恋い焦がれる気持ちを、今度は「違法薬物」とは。


ところで、カートの手書き歌詞を探してきました。

▼「DIVE ダイヴ」でもそうでしたが、カートは歌詞を書くとき、「A」を大文字で書く癖がありますね。





▼Aneurysm アニュウリズムは、パラマウントのライブ1991年。
途中でスモーク焚きすぎて、クリスとカートの二人で装置を止めに行きます。



▼アルバム「インセスティサイド」のアニュウリズム1992年





"Aneurysm" 和訳  

※歌詞はアルバム「インセスティサイド」収録版です。


Come on over and do the twist
こっち来なよ、熱く絡み合おう。

A-ha

Over-do it and have a fit
ヤり過ぎて「いい加減にしろ!」ってくらい。

A-ha

Love you so much it makes me sick
お前が好きすぎて、俺は熱病に罹ったようだ。

A-ha

Come on over and do the twist
ここに来てさ、身体を重ね合わそう。

A-ha


Beat me outta me - Beat it! beat it!
打ち込んでくれ、刺激的なやつを。

Beat me outta me - Beat it! beat it!
打ち込め、もっと俺に。

Beat me outta me - Beat it! beat it!
流し込め、俺の体に。

Beat me outta me - Beat it! beat it!
ヤバいやつを、ブッこんでくれ。

Beat me outta me - Beat it! beat it!
特製のやつを注入しろ。

Beat me outta me - Beat it! beat it!
ラリった以上に、ハイになるやつ。

Beat me outta me - Beat it! beat it!
常習者なのさ、お前の。

Beat me outta me
俺を狂わせて。


Come on over and do the twist
来いよ、激しくヤろうぜ。

A-ha

Over-do it and have a fit
ブチ切れるくらい、何度でも。

A-ha

Love you so much it makes me sick
「好きだ」って気持ちが限界超えて、かなり病気。

A-ha

Come on over and shoot the shit
来なよ、俺に打って欲しいんだ。

A-ha


Beat me outta me - Beat it! beat it!
麻薬より強力な効果が。

Beat me outta me - Beat it! beat it!
身体に火が付いた様に熱く、呼吸が荒い。

Beat me outta me - Beat it! beat it!
幻覚?幻聴?
何をしてもお前に重ねて見える。

Beat me outta me - Beat it! beat it!
息が詰まって、かきむしるほど胸が苦しい。

Beat me outta me - Beat it! beat it!
意識が遠く、世界が輝いて見える。

Beat me outta me - Beat it! beat it!
気付いた時は手遅れ。
いつのまにか中毒者の出来上がり。

Beat me outta me - Beat it! beat it!
お前がいないと、禁断症状が出るから。

Beat me outta me
俺に打ち込んだままでいて。


She keeps it pumpin' straight to my heart
お前は俺の心臓に、直接ポンプで流入し続ける。

She keeps it pumpin' straight to my heart
注射や経口接種なんてチャチなもんじゃねぇ。

She keeps it pumpin' straight to my heart
俺の心臓に、ぶっといポンプでヤバいのをブッ込み続ける。

She keeps it pumpin' straight to my heart
お前って存在は、薬物より過激だ。

She keeps it pumpin' straight to my heart
これ以上激しいのは知らねぇ。

She keeps it pumpin' straight to my heart
もっと流し込み続けて、俺を壊してくれ。

She keeps it pumpin' straight to my heart
一直線に心臓をぶち抜いて、ポンプでどくどく流してくる。

She keeps it pumpin' straight to my heart
致死量なんて、とっくに超えてんだけど。



以上です。

そのまま歌詞を直訳すると、自分を殴らせながら、ツイストを踊り過ぎている、ただの頭のおかしな人の歌になるのでご注意を。

個人的には、カートがディスコ行って、ツイストなんか踊っていたら、逆に見てみたいです。

▼パラディソのライブで、字幕付き動画を作成しました。




おまけ


▼カート・コバーンと、トビ・ヴェイル。




「スメルズライク・ティーン・スピリット」がシングルカットされたとき、A面が「スメルズ~」、B面がこの「アニュウリズム」他。
トビ・ヴェイルがいてこそ、出来た作品なんですね。






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