2017年6月18日日曜日

Hairspray Queen - Nirvana 和訳

Hairspray Queen - Nirvana 和訳


「ヘアスプレー・クイーン」はお薬でもやってるの?と疑いたくなるファンもいるように、一度耳にすると「??」と、まるで未知との遭遇な曲です。

これを意訳してみます。
いつもながら、ニルヴァーナの和訳は、己の限界への挑戦です。

ヘアスプレー・クイーンの名義は、カート・コバーンと、ベースのクリス・ノヴォセリックの両名なので、適当に薬物をきめて作った曲では無いと思います。

何度も聴いていると、不可解を通り越して、どうにも癖になってしまう。
カートが無茶苦茶な感じなのに、クリスのベースが安定しているのがすごいと思います。


ひとつだけ、愚痴を言います。
頼むから、正式な歌詞を統一して、CDに添付してください。

このヘアースプレー・クイーンを和訳するときには、6つくらい異なる歌詞を集め、アルバム「インセスティサイド」に収録された曲を何度も聴いて、最も近そうな歌詞を抜き出しました。


時期は微妙にズレているので偶然でしょうが、このヘアスプレー・クイーンと同じ頃に、映画「ヘアスプレー」(1988年2月)が公開されています。

この映画から、ちょこっとヒントを得て"Hairspray Queen"は、髪を整えるのに、整髪料のスプレーを大量消費していそうな目立つ女性、平ったく言えば「盛り髪の派手女」とでも意訳しましょうか。

カートか、クリスが「盛り髪の派手女」と何かあったんですかね。


▼インセスティサイドの「ヘアースプレー・クイーン」
1回聴いただけだと、本当に訳が分からないです。




"Hairspray Queen" 和訳


I was your mind 
You were my 
俺はお前のものだったし、
お前も俺のものだった

My enemy you were mine 
I was your 
今じゃあ、許せねぇ奴だけど
お互い様ってやつで

Your enemy you would mind 
I was your 
お前も、俺のことムカついてんだろうとか
まあ、そりゃそうだが

Your enemy you were mine 
I was was your ene- 
お前はまだ許せないとか思って
俺にとってもやっぱり気にくわないっつーか

You rang 
頭の中、グルグル回る

Your ears rang 
声が耳に残ってガンガンする


I was your mind 
You were my 
一時はお互いが全てだったのに

My enemy you were mine 
I was your 
今は敵ってか、
向こうも同じだと思うけど

Your enemy you would mind 
I was your 
お前だって俺が嫌いだろうな
俺もそうだし

Your enemy you were mine 
I was was your ene- 
顔も見たくない、て思われて
俺だってお前のこと、あーもう


At night, the wishful goddess 
それでも夜になれば、憧れの女神に見える

At night, wish the hardest 
夜には、無理と分かってて
みんな、お前を落とそうと頑張ってみたり

At night, the disco goddess 
夜になると、ディスコのライトを浴びて
誰よりも目立ってる、まさに女神

At night, we'll go gawd
夜には、もう、どうにでもなれ!


I was your mind 
You were my
一生、一緒にとか言い合ってたのに

My enemy you were mine 
I was your 
顔見んのもうざい
面倒ってか、だるい感じ

Your enemy you would mind 
I was your 
お前も同じこと思ってんだろう
実際、俺がお前にそう思ってるし

Your enemy you were mine 
I was was your ene- 
俺は嫌われてんだろうとは自覚してる
俺も、お前のことなんか


Wishful goddess 
でも、羨望の女神なんだ

At night, wish the hardest 
夜には、誰もがお前をモノにしたくて必死こいて

At night, wishful goddess 
なんでだろうな
夜になれば、お前は野郎どもの崇拝の的

At night, wish go gawd
夜なんだ、朝には違うのに
もう勝手にしろ


I was your mind 
You were my
好きあった仲でも

My enemy you were mine 
I was your 
敵同士になって

Your enemy you would mind 
I was your 
お前も俺を敵認定して

Your enemy you were mine 
I was was your ene- 
俺とお前の共通点は、お互いが嫌いだ


At night, the wishful goddess 
だけど、夜になればお前は絶世の美女

At night, wish the hardest 
夜には、誰もがお前のために涙ぐましく努力して

At night, the disco goddess 
夜の暗がりの中、ディスコの光を浴びて
お前は輝ける女神で

At night, to itch so modest 
夜になると、興味ない素振りをしながら
どうにかお前を手に入れたいと熱望してる

At night, the crisco Loch Ness 
だけど本当は、夜だろうと、デブの化け物

At night, the mouthful omelette 
晩飯は、オムレツにがっついて

At sight, the fishful goblets
見た目だと、
魚面で、腹が出ているゴブレットみたいな体型

At night, with go gawd
夜とかもう、
どうでも良いからどっか行っちまえ



以上です。

歌詞に出てくる「crisco クリスコ」は油脂の缶詰。
転じて、太った人を指します。
アメリカのスラングですが、ちょっとひでぇと思いました。

▼クリスコ




おまけ


ライブのヘアスプレー・クイーン、ですけど。
ライブハウスではなくて、誰かの部屋で演奏されたようです。

なんか、たむろしている人もいるし。

歌詞を覚えてないのか、壁に何か書いた紙が貼ってあって、カートはひたすら壁を見ながら演奏しています。

誰かの家で演奏したとしたら、騒音ですごい迷惑なんじゃないかと、勝手に心配してしまいました。


▼ヘアースプレー・クイーンの室内ライブ。
1987年の1月、と画面の右隅に表示が出ていますが、1月1日だとしたら、日時を設定していない可能性もあるんじゃないかと思います。







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2 件のコメント:

  1. この曲は、初めて聴いたときにとても理解できないと思った記憶があります。
    でも、何度も聞いているうちになんだかクセになる不思議な曲です。
    どうしても歌詞が聞き取れなかったのですが、こんな感じだったんですね。
    すごく納得しました。

    それにしても、
    「どうにかお前を手に入れたいと熱望してる」と言ったすぐ後に
    「だけど本当は、夜だろうと、デブの化け物」と言ってしまう
    このギャップに感動すら覚えます。

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    1. はなおのぺらさん、いつもコメントをありがとうございます。
      ねこあるきです。
      意訳は、何が正解か分かりませんので、とりあえず私の解釈です。

      「デブの化け物」は、まだ柔らかな表現ですよ。「化け物」と意訳した" Loch Ness"は直訳するとネス湖のネッシー→怪物です。
      日本語の悪口に該当するなら、「脂肪の塊のクリーチャー」くらいしか思いつきません。(あまり悪口に精通していないのでごめんなさい)

      次の「魚面のゴブレット」は、2017年現在で言うと、野球球団千葉ロッテマリーンズの謎の魚のマスコット(第二形態)みたいな感じかな、と想像しています。
      余談ですが、映画「ヘアスプレー」の主人公の名前はトレイシー。当時、カートが付き合っていた女性の名前もトレイシーなので、偶然の一致なのか、意図したものか、不思議なこともあるものだと思います。

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