2017年11月27日月曜日

Dive - Nirvana 和訳

Dive - Nirvana 和訳


カート・コバーン直筆の歌詞なら間違いないと思い、書き起こしました。
「ブリーチ」と「インセスティサイド」の両方に収録されている「Dive ダイブ」ですが、「ブリーチ」に付いている冊子の歌詞が、間違っています。

お金もらって仕事しているなら、そこはキチンとしようよ。


▼ということで、カート直筆の歌詞。
書きなぐった感じが良いですね。




書いてある通りに、書き起こしました。

( Dive )

Pick me - Pick me yeAH
Let A low long signal
At eAse At leAst yeAH
everyone is Hollow
Pick me - Pick me yeAH
everyone is wAiting
Pick me - Pick me yeAH
I will 
You CAn even pAy them
Hey
Dive  Dive  Dive  Dive in me

Kiss this Kiss thAt yeAH
let A low long signal
At eAse At eAse yeAH
You CAn be my Hero

Pick me pick me yeAH
everyone is wAiting Hollow wAiting
Hit me  Hit me yeAH
I cAn even swAllow
Im reAl good At HAting


カートは「A」を大文字で書く癖があるのですね。
これを、CDに収録された曲に合わせて、手直ししたものを和訳しました。


「インセスティサイド」のリリースは1992年ですが、「ダイブ」はファーストアルバム「ブリーチ」にも収録されているように、1990年4月の曲。

ネヴァーマインドは1991年なので、まだ初期のものです。

「ラブ・バズ」でデビューする前から、ニルヴァーナは注目を集めるバンドでしたが、それでもヒットにはまだ遠い状態。

カート・コバーンは、売れることを意識してネヴァーマインドを作成した、という背景があるので、それを踏まえて「Dive ダイブ」の和訳は「強い上昇志向」、という解釈をしました。


▼インセスティサイドの「Dive ダイブ」





"Dive" 和訳


Ow!

Pick me - Pick me yeah
俺を見つけて、選んでくれ

Let a low long signal
地道に発信し続ける

At ease, at least yeah
まったりしているようで、少なくとも

Everyone is hollow
みんな物足してないから

Pick me - Pick me yeah
俺はここだ、俺を選べ

Everyone is waiting
みなさんお待ちかねだ

Pick me - Pick me yeah
俺なら、俺を選ぶなら

You can even pay them
お釣りが出るくらい満足させられる


Hey
さあ

Dive, Dive, Dive, Dive in me
飛び込んで、俺に食らいつけ

Dive, Dive, Dive, Dive in me
大勢の中から、俺を引っぱり出せ

Dive in me
見つけ出して

Dive in me
食いついて

Dive in me
引き上げてくれ


Kiss this, kiss that yeah
どこにキスしたって良い

Let a low long signal
低くて届きにくい信号だけど
ずっと送り続けている

At ease, at ease yeah
気楽にさ、気軽に
そんな大袈裟なもんじゃねえから

You can be my hero
俺に目を向けてくれれば
たちまちお前は俺のヒーローだ

Pick me pick me yeah
俺を選んでくれ
つまみ上げるように

Everyone is waiting
みんな、うずいて待っている

Hit me, hit me yeah
叩かれて、出る杭が打たれたってさ

I'm real good at hating
何かを嫌うのは、俺は得意だし


Hey
だからさ

Dive, Dive, Dive, Dive in me
飛び込んで、俺に食らいつけ

Dive, Dive, Dive, Dive in me
群れの中から、俺だけに食いつけ

Dive in me
俺を目がけて

Dive in me
俺に飛びついて

Dive in me
抜け出させて


Dive, Dive, Dive, Dive in me
来いよ、手を掴んでくれ

Dive, Dive, Dive, Dive in me
紛れ込んだ俺を目指して、離さないで

Dive, Dive, Dive, Dive in me
手を出して、俺を拾い上げて

Dive in me
深みから上に

Dive in me
今より高く

Dive in me
飛び抜けて

Dive in me
俺をここから

Dive in me
食いついたまま

Dive in me
引き上げてくれ





以上です。



ニルヴァーナは歌詞が難解なだけではなく、歌詞そのものが見つからなくて、和訳するのに挫折しましたが、手書き歌詞を見つけて、なんとか持ち直しました。

少しずつ、出来そうなものから手を付けていきます。


おまけ

1992年来日前の、日本のテレビ番組、TBSの「ピュアロック」
日本の番組なので、字幕が付いていますが

「ニルヴァーナ」→「ニルバナ」
「メルヴィンズ」→「メルフィンズ」
「少年ナイフ」→「ショーン&ナイフ」

など、変な部分が所々にあります。


▼番組名は英語で「PURE ROCK」
ロックシティ1991年12月。司会は伊藤政則ですね。




▼忙しい方のために、インタビューだけ抜粋。
質問が英語だけだったので、日本語で質問を付けました。




インタビューの質問内容

1.結成当初の事を教えて下さい
OUR FORMATIVE YEAR

2.ゲフィン・レコードと契約して変わったことは?
SINGING WITH GEFFEN

3.「ネヴァーマインド」がヒットして、人気が出た事をどう思う?
THE SUCCESS

4.アンダーグラウンド音楽が、注目された事をどう思う?
UNDERGROUND SCENE

5.擦弦楽器と一緒に演奏していましたが?
SONGS FEATURING STRINGS

6.シアトルのバンドについて、教えて下さい
SEATTLE BANDS

7.影響を受けた音楽は何ですか?
OUR BACK BONE

8.ニルヴァーナはどんな音楽ですか?
NIRVANA

9.流行りのバンドで、好きなものは?
MAINSTREAM BANDS

10.有名になった今、業界との関わりは?
THE INDUSTRY

11.メジャーになって変わった事と、今後の活動は?
STEERING TOWARD MAINSTREAM









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4 件のコメント:

  1. こんばんは。

    御無沙汰致しております。

    このページを書かれたのは早くから知って居りましたが
    家人の急病で直ぐにはご挨拶出来ませず申し訳ありませんでした。

    >カート 自筆と書かれて居られたので、どんな曲なのか
    楽しみにした居りました。
    >最近 プリンスの自筆の歌詞を観ましたが、やはり私世代の様に筆記体で書かれていたので、カート世代は活字体のみしか教えられていない聞いた事を改めて思い出しました。

    >インタビュー 有難う御座います。 他の来日時のインタビューは完全にアイドル扱いのもので見て驚きました。かなり3人がはしゃいでいたからです。

    やはり一面のみ見て人を判断するのは禁物ですね。

    >Dive の解釈ですが、本当にカート自身の内面の葛藤(認められたいがでも自分の内面まで曝け出したくはない。)そんなせめぎあいの中でやはり世に出たい が勝ったのか、抑えきれなかったのか と思いました。

    短い言葉の中からねこあるきさんは良く意をくみ取られて居られると
    思って居ります。

    では今夜はこの辺で。寒さが厳しく成って居ります:
    くれぐれもご自愛下さい。

    返信削除
    返信
    1. Eddyさん。こちらこそご無沙汰いたしております。
      コメントを頂き、ありがとうございます。

      とても大変なご様子で、心配です。大事なければ良いのですが。
      お身内の方が、どうか健やかで過ごせます様に。
      もちろん、Eddyさんもお体には充分、お気を付けてくださいね。

      ニルヴァーナは「ネヴァーマインド」がヒットしたことを「ふさわしくない事」と言っているように、ヒット前と後では、ずいぶん変わってしまったと思います。1991年と1992年では、表情がかなり違って見えるのです。

      92年のレディングでのライブは、メディアから「伝説的なステージ」と言われていますが、「スリバー」は音がはずれているし、無理を押してようやく立っているようで、91年のレディングは楽しんでステージに立っていたのに、1年で変わり果ててしまったと思いました。

      ところで、手書きの歌詞です。

      意外にも筆記体が使われていない事が多々ありますね。
      ねこあるきも、英語と言えば流れるような筆記体が主流で、活字体は使わないイメージが強かったので、英語圏の人の、手書きの活字体を見ると未だにびっくりします。

      今の日本の学生は、英語の授業に力を入れていると聞きましたが、筆記体を使用するのでしょうか。
      もう、パソコンやモバイル文化が進んでいるので、筆記体は使わないかもしれないですね、勝手な憶測ですけれども。

      インテリ揃いのクイーンのメンバーでさえも、ファンに宛てた手紙で筆記体を用いていたのはブライアン・メイだけでした。世代的に全員が筆記体でもおかしくないと思いますが、ファン向けだからでしょうか。
      (近いうち、ブログでご紹介しようと思います)


      すみません、Eddyさんお忙しい中コメントを寄せていただいたのに、つい、長文になってしまいました。お疲れのところお気に障ったらごめんなさい。
      また是非、お気が向かれたときに、遊びにいらして下さいね。

      どうかEddyさんもご無理をなさらぬ様、お願い申し上げます。

      削除
  2. こんばんは。

    お返事頂き有難う御座いました。

    ご心配をおかけしまして申し訳ありませんでした。
    労いのお言葉、とても嬉しく思っております。

    幸い家人も快方に向かって居りますので、私も今日は一休み出来ました。
    今夜は先ず御礼の気持ちを書かせて頂きまして、又後日参ります。

    決して気に障る等とは思って居りませんよ。
    お心遣い 有難うございます。温かく成りました。

    では 失礼致します。

    返信削除
    返信
    1. こんばんは、Eddyさん。
      丁寧なお返事をありがとうございます。

      本当に良かったです!
      好転のお知らせはこちらまで嬉しくなります。
      本当に!

      寒さの厳しく、慌ただしい師走ではございますが、暮れと明けは穏やかに過ごしたいものです。
      Eddyさんと、またお話するのを楽しみにお待ちいたしております。

      先ずはお礼まで。ありがとうございました。

      削除